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「空をつなぐ家」-[栃木県佐野市/住宅/新築] 2016

佐野新都市エリアより南に約2kmに建つこの家の周辺は、長閑な田園風景が広がる地域で密かなコミュニティが形成されている。設計依頼時に「地元の素材と石を使った空間、周辺の風景を取り入れる」という条件を軸にこの家は形成されており、この家が建つ佐野市では木材や漆喰といった素材が「地元材」として流通している。そして石は那須町で採掘される芦野石とした。今回はエントランス、プレイベートテラスに杉、内部の壁と天井に漆喰、エントランスポーチ、プライベートテラス、薪ストーブ周りに芦野石を施した。濃い茶で塗られた杉板とフラットな漆喰仕上げの内部空間は凛とした表情を魅せ、落ち着きと安らぎを感じる。そして周辺の風景を、という依頼には「空」を取り入れた。というのも周辺は住宅に囲まれていて、高い建物を建てない限り長閑な風景は見ることができない。そこで家の中から見える空を、キャンバスに切り取ったかのように見せることにした。1階リビングから2階トップライト越しに見える空は日に日に違う表情を魅せ、そこからは光と風という自然の贈り物を与えてくれる。空と家、空と住人がいつでも繋がるように。どこにいてもそれを感じて生活してほしい、そんな想いを込めて「空をつなぐ家」と、願う思いである。

・空をつなぐ家
・大平の家
・佐野市民病院改修設計


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